観葉植物の育て方

Guzmania (グズマニア) 【 パイナップル科 】

 グズマニアは、熱帯産のパイナップル科の草本性植物です。グズマニアの多くの原産は、アンデス山系の熱帯雨林(ジャングル)の木に着生(地面に根を張るのではなく、大木の窪みや枝の又などに張り付いて生育する)して生育します。ですから根はあまり多く生えません。

 グズマニアの生育は、株元の葉が筒状になったところからの養分吸収約7割、根っこからの養分吸収が約3割と言われています。したがいまして、水やり(液肥)は株元の葉の筒状になったところに水を与え、そのこぼれた水が根に行き渡る程度の管理で充分なのです。

■ 置き場所
〜場所をあまり選びません!〜
 耐陰性もあるので暗いところでもOKです。直射日光は厳禁!
 リビング、寝室、キッチン、エントランス、バス、洗面所、etc・・・
グズマニアはその容姿がくずれにくく、水やりも容易なので、大変気軽に楽しめる植物です。冬の寒さや、夏の暑さにも比較的対応できる植物なので、その花を数ヶ月以上に渡って長く楽しむことができます。
 ただし、グズマニアの株は、一度花を咲かせると、その株からは花を咲かせません。花が終わると古い株の横に新しい子株が生えてきます。その子株を上手に育てて花を咲かせてみてください。また違った喜びを味わえるでしょう♪

■ 水やり

〜グズマニアの生育に適した温度は、18℃〜25℃です〜
 この気温は、一般的には4月下旬から10月上旬頃までの期間ですので、その時期がグズマニアの生育期間に当たります。
 生育期間中は、目で確認していただいて、株元の葉の筒状になったところの水が無くなったら(目安として1週間に1回程度)、その部位に水、または液肥を与えてください。週に1度、水を含んだスポンジやタオルで葉についたほこりなどを拭き取りながら葉水を与えてください。また、時々は屋外でシャワーの水で葉の表裏を洗い流すと植物が喜びます。
 10月の終わりから4月までの期間は、なるべく水は控えめで乾燥気味で管理してください。この期間の水やりは、冷水を与えると根を傷めるので、ぬるま湯(20℃前後)を暖かな午前中に、株元の葉の筒状の部分に少し与えるようにしてください。目安としては、10〜14日に1回程度でかまいません。

■ 肥 料

生育期に3要素(NPK)の等量の肥料を

 4月の中旬頃から定期的に9月の下旬頃まで、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)の配合が、なるべく同じ配合の観葉植物用の緩効性肥料を規定量、置き肥で施す(固形肥料で施す)か、液体肥料を2週間に1回の割合で与えてください。また、冬の間の肥料は控えましょう。
※ただし、購入した肥料の説明書きはよく読んでください。

Copyright © 2008 KAWAI ENGEI All Rights Reserved.